【スポーツ情報局】

 五輪担当記者:世界レスリング連合(UWW)の改革がひとつ進みましたよ。

 デスク:おっ! 本紙が報じて話題になったシングレット(試合着)のセパレートビキニ化計画か?

 記者:その話はちょっと待ってください。まずは、マットの色が変わりました。以前はサークル内が黄色、そのまわりのゾーンが赤でしたが、日本が優勝した8日の国別対抗団体戦の女子W杯(ロシア)ではサークル内が青で、ゾーンがオレンジ色に変わりました。テレビ映えが良くなるのが狙いです。

 デスク:で、で、注目のシングレットは?

 記者:マット改革と同時期の1月に話し合われましたが、こちらは変化がありません。そもそもUWWの理事会でシングレット改革の議題が上がった際、スポーツメーカーなどから複数の提案を受け、あくまでその中のひとつとして上半身がスポーツビキニタイプのセパレート型が浮上しました。他にも候補はあり、今後の理事会で引き続き協議していく模様です。ただ、本紙でも報じた通り、セパレート型は現場をはじめUWW関係者の中にも反対意見が多く、実現は難しいでしょうね。

 デスク:UWWがごり押ししようとしていると勘違いしてる向きもあるが、違うんだよな。まあ、選手にとっては試合着ひとつで感覚も変わってくるだろうし、慎重に決めないといけないな。