【レスリング世界選手権】ダブル銀の花井瑛絵と宮道りん 開花させた先輩2人の〝遺伝子〟

2021年10月08日 12時00分

花井(右)は果敢に攻め込んだ(ロイター)
花井(右)は果敢に攻め込んだ(ロイター)

 レスリングの世界選手権6日目は、59キロ級で花井瑛絵(21=至学館大)が、68キロ級で宮道りん(21=日体大)が銀メダルを獲得。57キロ級の南條早映(22=至学館大)も銅メダルに輝いた。

  前日(6日)の準決勝で目下、女子世界最強と名高い東京五輪金メダルのストックメンサ(米国)にフォール勝ちし、世界を驚かせた宮道は、決勝でキルギス選手にフォール負けした。「1回負けていて、次は絶対に勝つ気持ちだったが、負けてしまって悔しい」と涙を流した。

 日体大で、五輪4連覇の伊調馨(37=ALSOK)に指導を受ける。外部コーチを務めている田南部力氏は宮道について「伊調がやってきたすべての練習、考え方を取り入れている。愛弟子と言っていい」と、最強女王の“遺伝子”を受け継ぐ存在だという。

 時間外でも納得のいくまで自身を指導してくれる五輪女王へ、本当に見せたいのは金色のメダルだった。「指導してくれた方、応援してくれた方に申し訳ない。すべてが足りないので一から出直したい」と再スタートを誓った。

一方、花井は決勝でブルガリア選手に4―6で敗れた。開始早々に4点技をくらうなどし、2―6で第1ピリオドを折り返し、反撃を試みるが、相手の防御に阻まれ、残り15秒で2ポイントを取るのが精一杯だった。「悔しい以外の何ものでもない。1回戦で浮足立ってしまった反省を生かせなかった」と涙を流した。

 東京五輪57キロ級で金メダルの川井梨紗子(26=ジャパンビバレッジ)の練習パートナーを務めて急成長。初出場で銀メダルを手にした。「課題がたくさんある。自分を見つめ直したい」と、さらなる躍進を誓った。

 銅メダルの南條は3位決定戦でロシアの選手を5―3で破り、銅メダルを獲得した。準決勝でリオ五輪女王のマルーリスに敗れたものの、見事に表彰台に立った。「3位決定戦は最後まで諦めないで絶対に(点を)取るという気持ちで戦いきれたので、勝てて良かった。(3位の)悔しさに耐えて踏ん張ってもっと努力しようと思う」とコメントした。

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