沙保里 東京五輪へ!「できるところまで挑戦」

2015年02月09日 16時00分

吉田は獅子舞とともにサイン会で新著をアピール

 世界女王はいったいどこまで強くなるのか。レスリングの吉田沙保里(32=ALSOK)が8日、都内で自身初のエッセー「明日へのタックル!」(集英社)のサイン会を行った。

 

 雨のなか、列を作った100人を超えるファンに「この本で少しでもみなさんの背中を押すことができたらうれしい。読んだ人まで強くなりますよ」とアピールした。

 

 吉田は世界レスリング連合(UWW)による女子レスリング普及活動のためスイスへ渡航したり、国内でも各種イベント出演などで大忙し。練習時間が限られそうなものだが、指導する日本レスリング協会の栄和人強化委員長(54)によると「沙保里は今、めちゃくちゃ強いですよ。練習も、前は一番最後まで残っていたけど今は短期集中型。それでも集中力がすごくて」と、メリハリの利いた練習で力をつけている。

 

 この日、2020年東京五輪について吉田は「リオ(五輪)が終わった時にどんな気持ちになっているか。女性の幸せも強く願っているが、自分の現役中に日本で五輪があることなんて二度とない。できるところまで挑戦したい気持ちはあります」と語った。絶対的な強さに加え、オンオフの切り替えが抜群にうまくなったことで、5年後も女王として頂点に君臨し続けている姿が鮮明になってきた。

 

 女王の次戦は世界選手権代表選考会を兼ねる6月の全日本選抜選手権。「世界選手権でメダルを取ればリオ五輪代表に内定する。目の前の試合をクリアして、リオ五輪につなげたい」と意気込んでいた。