吉田沙保里 レスリング五輪存続へ宿敵と共闘も

2015年01月14日 16時00分

初対面した小野(左)と吉田は互いにエールを送った

 レスリングのためなら呉越同舟も構いません。世界女王・吉田沙保里(32=ALSOK)は13日、世界レスリング連合(UWW)が女子競技の世界的普及を目指すキャンペーン「スーパー8」に参加するため、スイスへ出発した。吉田はキャンペーン大使8人の一人に選ばれている。

 

 会場は国際オリンピック委員会(IOC)の五輪博物館。施設内にマットを敷き、吉田ら選手8人がパネルディスカッションやデモンストレーションを行う。レスリングが五輪競技存続の危機を招いた原因の一つは、競技者数の男女差といわれており、女子競技の普及に向け「全力を尽くしてアピールしたい。いい経験になると思う」。

 

 今回のキャンペーン大使には、2年連続で世界選手権の決勝で対戦した宿敵ソフィア・マットソン(25=スウェーデン)も選出されており、現地でスパーリングする可能性もある。それでも「マットの上ではライバルですが、レスリングのために頑張りたい」と、試合用ウエアまで持参し気合十分だ。

 

 出発前の空港では自主トレでグアムに向かうサッカー元日本代表MF小野伸二(35=J2札幌)と初対面。有名アスリート同士で「頑張ってください」とエールを交わした。五輪競技存続のため、年始も女王はフル稼働だ。