東京五輪・レスリング女子62キロ級準決勝(3日、幕張メッセ)で、川井友香子(23=ジャパンビバレッジ)はユセイン(ブルガリア)を3―2で下し、決勝進出。銀メダル以上が確定した。

 2018年世界選手権では決勝で敗れた因縁の相手に、大舞台でリベンジを果たした。リオ五輪金メダリストの姉・梨紗子仕込みの手さばきで優位に立つと、タックルでポイントをゲット。3年間の成長を見せつけた。

 この日は4日に試合を控える姉が幕張入り。アップの相手を務め、試合も観客席で見守った。入場すると、川井友はすぐに姉を確認し、目で会話。「負けるわけにはいかないので、気合が入りました」と力をもらった。

 目標はもちろん姉妹金。一足先に迎える明日の決勝へ「フィジカルの面でも強化してきたので、パワー負けしないところを見てほしい」と意気込んだ。夢まであと一歩だ。