レスリングの全日本選手権(21~23日、東京・代々木第2体育館)で、現役世界女王の対決が実現する。五輪を含め世界大会15連覇中の無敵女王・吉田沙保里(32=ALSOK)は53キロ級に出場。同級には、今年9月の世界選手権(ウズベキスタン)で、五輪非実施階級の55キロ級で優勝した浜田千穂(22=日体大)が1階級下げエントリーした。過去の戦績は吉田の5戦全勝。それでも最近の2戦は浜田も吉田からポイントを奪っており、実力をつけている。

 全日本選手権は2016年リオ五輪の出場枠がかかる来年の世界選手権(米国・ラスベガス)の出場に向け、大事な大会になる。ベテランに若手が挑む白熱した試合が展開されそうだ。