「シドニー五輪銀」永田克彦氏が大学レスリング部監督に

2014年11月08日 11時02分

永田克彦氏

 2000年シドニー五輪レスリング男子グレコローマン69キロ級銀メダリストの永田克彦氏(41)が、茨城県の日本ウェルネススポーツ大学レスリング部監督に就任することが7日、本紙の取材で明らかになった。近日中に正式発表される。20年東京五輪を控える日本の大学レスリングに、頼もしい指導者が加わった。

 日本ウェルネススポーツ大学は来年4月にレスリング部を創部予定。初代監督として、克彦氏に白羽の矢が立った。

 克彦氏は全日本選手権で2階級をまたぎ6連覇を達成。シドニー五輪では、レスリング日本勢唯一のメダルを獲得し、戦後五輪メダルを絶やしたことがない日本レスリングの伝統をつないだ。アマチュアレスリング引退後は、プロ格闘家としても活躍。実兄は言わずと知れた新日本プロレスのミスターIWGP・永田裕志(46)だ。

 10年からは自らが主宰するジム「レッスルウィン」で少年少女レスリング、総合格闘技などの指導に尽力している。今年のレスリング全国少年少女選手権では、小学1年生、5年生の部で全国王者を輩出した。

 来年からは大学レスリングでシニア選手の指導に本格着手する。関係者によれば、すでにレスリングが盛んなモンゴルからの留学生が複数入部する予定。さらに日本人部員を求め、克彦氏自ら全国にスカウトに出向いているという。

 克彦氏は「僕が監督をやるからには五輪に出場できる強い選手を育てたい。特に、自分がやってきたグレコローマンを中心に鍛えたい」と本紙に抱負を述べた。兄の裕志はブシロードクラブで監督兼スカウト部長として奮闘中。永田兄弟が切磋琢磨しながら、未来のオリンピアンを育てる。