【レスリング】12月セルビアの世界選手権の実現可能性は? 日本人選手は全日本選手権と両にらみ

2020年07月07日 11時00分

 本当にできるのか。世界レスリング連合(UWW)は12月にセルビアで世界選手権を開催する計画を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会が軒並み延期、中止になるなか、年内最後にビッグイベントを持ってきた形。昨年大会の上位10か国中8か国、また選手数で前年の70%以上が含まれることが開催の条件としている。

 ただし、すべては新型コロナウイルス次第だ。参加者の健康や安全が確保されることが大前提。種目にもよるが、上位10か国にはロシアや米国、インドなど新型コロナ感染拡大が続く国も含まれており、現状では未知数と言える。同時期に日本では全日本選手権が予定されており、選手にとっては実戦の選択肢が増えたが、どちらもなくなる可能性も否定できない。

 6日からは男子グレコローマンの日本代表強化合宿が都内でスタート。松本慎吾グレコ強化委員長(42)は世界選手権について「状況を見ながら」と慎重な姿勢の一方で「選手たちが目標設定できるのはプラスになると思う。世界選手権、全日本があると考えたなかで強化を進めていかないと、と思っている」と前向きに捉えた。

 東京五輪同60キロ級代表で世界王者の文田健一郎(24=ミキハウス)は練習の動きについて「そり投げなどレスリング感は落ちていなくて動けていたので良かった」と安堵の表情。限られた練習環境でも好調を維持しているとあって、実力を発揮する場が欲しいところだ。