日本レスリング協会は5日、都内で理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年に延期された東京五輪代表について、女子57キロ級の川井梨紗子(25=ジャパンビバレッジ)ら8選手の代表資格を維持することを正式に決めた。来年3月に1年延期されたアジア予選で代表枠獲得を目指す10階級についても、延期決定前に出場資格を得ていた選手が臨むことも確認した。

 7月からは女子、グレコ、フリーそれぞれが東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で代表合宿を実施予定。参加選手には合宿前に抗体検査の実施を検討している。