五輪旗手・吉田の乙女な野望

2012年06月22日 18時00分

 ロンドン五輪日本選手団の「顔」といえる旗手に決まった吉田沙保里(29=ALSOK)は「大役を任されて光栄に思う。緊張もあるが、胸を張って先頭を堂々と歩きたい」と笑顔で話した。

 レスリング女子で五輪3連覇を狙う吉田は2006年のドーハアジア大会で旗手を務めた経験があるが、五輪の旗手という大役には新たな野望があるという。

「あの時は、緊張もあって笑顔が何だかこわばっていた。今回は絶対にニッコリ笑って、高々と手を振りたい。テレビで見てくださる皆さまに元気なところを見せたい。あと、ベッカムがいたらベッカムに笑いたい!」

 開会式に出席するかは未定だが、ロンドン五輪出場が確実視されるサッカー英国代表候補のMFデービッド・ベッカム(37=LAギャラクシー)にも〝キラースマイル〟を送るという。

 ただ、55キロ級の女王が笑顔を浮かべながら、重さ約7キロの日の丸ポールを堂々と掲げて歩くことは簡単ではない。そこで吉田を指導する日本レスリング協会・栄和人女子強化委員長(52)は「大役を仰せつかった。これからは車の運転はもちろん、生活面から今まで以上に気を引き締めていかないと。それに、本番に備え、日本でしっかり予行演習をさせたい」と真剣な表情で明かした。7月6日に名古屋市で行われる壮行会では、出席者の前で予行演習する「旗手トレーニング」を行う予定だ。