【レスリング全日本選手権】須崎が女子50キロ級優勝 東京五輪へあと一歩

2019年12月22日 19時17分

優勝した須崎優衣

 レスリングの全日本選手権最終日(22日、駒沢体育館)、女子50キロ級決勝で元世界女王の須崎優衣(20=早大)が入江ゆき(27=自衛隊)を2―1で下し優勝。3月の2020年東京五輪アジア予選(中国)代表に決定した。2位以内に入れば五輪代表が決まる。

「いろんな人に支えられて、感謝の気持ちがこみ上げました。ようやくスタートラインに立てました」と涙をこらえ話した須崎。7月、五輪予選を兼ねる世界選手権の代表決定プレーオフで入江に敗れた。入江がメダルを獲得すれば五輪の道が絶たれる。絶望し、寝ていても「何のために生きていけばいいのか」と涙がこぼれた。「辞めようかな」という思いも頭をよぎった。

 前を向くきっかけは、吉村祥子コーチからの言葉だ。「0・01%でも可能性があるなら一緒に頑張ろう」。2日だけ休み、練習を再開した。腐らず、地道な努力を続けていると再び五輪の夢がつながった。

 夢の東京五輪代表まであと一歩だ。「今はホッとしたというより、絶対に(東京五輪で)金メダルを取りたいという気持ち。アジア予選で代表になり、東京五輪で金を取るために一から頑張りたい」。苦労してつかんだチャンスを無駄にはしない。

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