【レスリング全日本選手権】至学館大監督復帰の栄氏 伊調と緊迫のニアミス

2019年12月20日 16時30分

復帰した栄監督(右)と伊調が“ニアミス”

 至学館大レスリング部監督に復帰した栄和人氏(59)が19日の全日本選手権でセコンドを務め、選手をサポートした。

 五輪4連覇の伊調馨(35=ALSOK)らに対するパワハラ問題で昨年4月に日本協会の強化本部長を辞任し、6月に同大監督を解任されていた。女子監督や強化本部長を務めていた時期は選手に平等を期すため、長年国内ではセコンドにはつかず。国際大会でも2016年リオデジャネイロ五輪以来という。

 久しぶりにマットサイドから選手へ声をかけた栄監督は「生きがいを感じました。指導者冥利に尽きますね」。また19日は伊調も練習拠点の日体大のセコンドを務め、試合会場でニアミスする場面も見られた。

 至学館大の谷岡郁子学長(65)によると、解任した栄氏には、ライバルの中国から度重なる指導者のオファーが届いていたという。「相当いい条件だったのではないでしょうか。でも断ったそうです。この話は私も先月、初めて知りました」

 原点で出直す道を選んだ栄監督は「大会終了まで、しっかり集中して頑張りたい」と話していた。

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