【レスリング女子】五輪「金」量産へ鎖国&パワー強化

2019年09月24日 16時06分

金メダルを死守した川井梨

 レスリング日本女子が“鉄のカーテン”で2020年東京五輪での金メダル量産を目指す。

 22日まで行われた世界選手権(カザフスタン)の女子チームが23日、成田空港に帰国。今大会の金メダルは57キロ級の川井梨紗子(24=ジャパンビバレッジ)の1つだけに終わった。16年リオ五輪で女子は金4、銀1だっただけに対策が急務だ。

 日本協会の笹山秀雄女子強化委員長(51)は東京五輪までの強化について「基本的に海外遠征などは組まず、国内で強化することになると思う。個人が望めば行くこともあるが、日本は研究されているので」と海外武者修行を行わない方針を明かした。今大会では海外勢が日本のタックルを徹底的に防ぐなど、ビデオ研究で対策を講じられていることを実感したからだという。

 金1個とはいえ、銀3、銅2で国別対抗戦優勝と世界1位は死守。今後もマークされることは間違いない。これ以上、日本の情報を与えないためにも、あえて外に出ないというわけ。逆に五輪代表に決まった選手は、代表合宿で全体練習の後に海外対策の時間も設けて攻略する。

 さらに「ウエートトレーニングを増やしたい」(笹山氏)とパワー強化にもより時間を割く。最重量級(76キロ級)で32歳のベテラン、皆川博恵(クリナップ)が06年大会の浜口京子(41)以来の決勝進出。銀メダルを獲得したが、筋力強化の効果があったという。他の選手にも効果的に取り入れ、力負けしない体をつくるつもり。東京五輪でお家芸の完全復活へ、今大会の反省を生かす。