レスリング男子代表を狙う盗撮魔

2012年06月09日 18時00分

 ロンドン五輪を前にレスリング男子代表がマット外の珍騒動勃発に警戒を強めている。

 レスリング日本代表は20日から長野・菅平高原で合宿を行うが、昨年の同合宿では前代未聞の事件が起きた。練習公開日に何食わぬ顔で取材をしていた男が、事もあろうに選手宿泊先の風呂場脱衣場にビデオカメラを置き、マッチョ軍団の裸体を盗撮していたのだ。不審な荷物に気づいた選手の申告により事件が発覚。男は警察に〝御用〟となった。

 これまでも競技大会で望遠レンズを使い、男子選手の体を撮影する不審者がいたことはある。だが、ここまで大胆に接近してくるなど、誰も想像がつかなかった。選手、コーチ陣らは一様に「真剣に取材に来てくれていると思っていたので、本当にがっかりした」と悔しさをにじませた。

 これだけでも不気味過ぎるが、万が一にも同様の事件が再発すれば選手たちの精神面への影響は計り知れない。今年はロンドン五輪を前に、取材希望者が増えることが予想される。このため、同じことが二度と起こらぬよう、レスリング協会は再発防止を徹底する。

「取材者の身分証などをしっかりと確認したいと思う。不審な物もないよう、気をつけたい」(協会広報関係者)
 ただ、体操やフィギュアスケートでは〝カメラ小僧問題〟がたびたび問題になってきたが、レスリング、しかも男子でこんな心配をしなくてはならないとは…。24年ぶりの金メダル獲得へ〝敵〟はマット外にもいるようだ。