12日午前、女子代表が14日に開幕するレスリングの世界選手権(カザフスタン)に向け羽田空港から出発した。57キロ級代表の川井梨紗子(24=ジャパンビバレッジ)は「(五輪切符がかかる)大事な大会だということはわかっているが、意識しすぎず持っている力を出し切れば結果はついてくる。この大会で勝つことに集中したい」と意気込んだ。川井梨はリオ五輪を63キロ級で制したあと、60、59キロ級で世界選手権優勝と各階級で世界の頂点に立っており、五輪を含む4度目の世界制覇を狙う。

 62キロ級代表の妹・友香子(22=至学館大)とのダブルVもかかる。昨年のブダペスト大会は梨紗子が優勝、友香子が銀メダルを獲得した。「友香子がメダルを取れたことでいい大会だったと思えたので、金だったらもっといいものになる。2人で金メダルを取りたい」(梨紗子)。友香子も「今年こそは2人で金メダルを取って日本に帰って来たい」とキッパリ。姉妹で東京五輪出場権を勝ち取って帰ってくる。