【レスリング】世界選手権壮行会 土性Vへ涙の誓い

2019年08月03日 16時30分

土性沙羅

 レスリングの世界選手権(9月、カザフスタン)に出場するリオデジャネイロ五輪女子68キロ級金メダリスト土性沙羅(24=東新住建)が2日、名古屋市内で開かれた所属先の壮行会に出席した。

 世界選手権でメダルを獲得すれば東京五輪代表に内定するが、昨年春に手術した左肩の可動域の戻りは「80%」。多いときには週3回のリハビリに通い、タックルも「気持ちの面でまだ怖さがある」と万全には遠い。

 だが、弱音は吐けない。世界選手権代表の座を逃し、東京五輪出場が絶望的なリオ五輪48キロ級女王の登坂絵莉(25=同)から魂のエールを送られたからだ。

 壮行会で登坂は伊藤彩香(26=同)とともに手紙を朗読。「本音を言えば一緒に世界選手権に行って戦うこと、背中を見せることが一番のエールになったのかもしれないけど、それができない分、この私の気持ちすべて沙羅の応援にぶつけたい。沙羅ならきっと大丈夫」と語りかけた。

 先輩の言葉に涙した土性は声を震わせ「絶対自分がオリンピックに行って、2人に金メダルをかけれるように。今すごく苦しいですけど負けずに頑張りたい」と宣言。母・祐子さん(50)が片道1時間半かけてリハビリに同行するなど家族にも支えられた土性は、表彰台の中央で五輪切符をつかむ。