朝青龍 カレリンとタッグ結成も

2013年05月04日 16時00分

 モンゴルのレスリング協会名誉会長を務めてきた元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(32)が、同協会会長に就任したことが2日、分かった。今後は2020年五輪での競技存続のため、世界大会12連覇のアレクサンダー・カレリン氏(45)との共闘も期待される。
 
 かねて親交の厚い日本レスリング協会の福田富昭会長(71)によると、ダグワドルジ氏の会長就任は1日のモンゴル協会総会で決まった。本紙の取材に対し同氏は「会長から、リオデジャネイロ五輪までの3年間、面倒をみてくれないかと(前会長に)言われた」と語った。
 
 これまで会長職にあった元レスリング五輪代表の実兄スミヤバザル・ダグワドルジ氏(39)は、4月に行われたモンゴル国会議員選の再選挙で当選。
10年の大相撲引退後から名誉会長として代表選手らを支援してきたドルゴルスレン氏が後を託された格好となった。
 
 会長はFILAなどの会議に出席して意見を述べる役職。4月にはアジア連盟の理事選に当選しており、レスリング界での任務は重大に。「レスリングが五輪から外されないよう努力したい。競技発展のため、力を合わせて『ワン・アジア』としてやっていきたい」と抱負を語る。
 
 2020年五輪から除外候補とされたレスリングは当面、29~31日にロシア・サンクトペテルブルクで開催される国際オリンピック委員会(IOC)理事会で行われる実施候補の絞り込みに生き残りをかける。
 
 IOC理事会に備えてFILAが18日に予定している臨時総会(モスクワ)にもドルゴルスレン氏は出席を明言。五輪存続問題でFILA理事となったカレリン氏も参加する。FILA副会長の福田氏は、ドルゴルスレン氏の会長就任を「アジアを引っ張るリーダーとして歓迎されるだろう」と語り、カレリン氏との関係構築について「うまく接点ができるような場面をどこかでつくることも考えたい」としている。
 
 グレコローマン130キロ級で世界大会12連覇を成し遂げ、霊長類最強と言われるカレリン氏。大相撲で優勝25回のドルゴルスレン氏。勝ちまくった男たちが五輪競技採用バトルも勝利に導けるか。