【レスリング全日本選手権】文田健一郎が太田を下し60キロ級制覇 東京五輪金へ闘志

2018年12月23日 16時51分

太田忍(奥)を破り優勝した文田健一郎

 レスリングの全日本選手権最終日(23日、東京・駒沢体育館)、男子グレコ60キロ級は、昨年の59キロ級世界チャンピオンの文田健一郎(23=ミキハウス)が2年ぶりの優勝を果たした。

 決勝はリオ五輪59キロ級銀メダルの太田忍(24=ALSOK)と対戦し、昨年の雪辱を果たす形となった結果に「この一年、無駄じゃなかった。ホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。

 文田にとってこの一年は苦難の連続だった。昨年12月の全日本選手権で太田に敗れ、6月の全日本選抜はヒザの負傷のため棄権。負けたまま試合に出られない状態が続いたことで「全て投げ出したくなるぐらい落ち込んだ」という。

 しかし文田には東京五輪で金メダルという目標がある。「間に合わなくなったわけじゃない」という思いで這い上がった。「6月の全日本選抜は世界選手権の最終予選。しっかり勝って、世界選手権Vで東京五輪出場の権利を持ってくる。『20年は文田が金メダルを取る』と誰もが思うような戦いを見せたい」と笑顔の中にも闘志を見せた。