【レスリング全日本選手権】伊調馨が川井梨紗子にポイント負けでリーグ戦黒星発進

2018年12月22日 11時56分

川井にポイント差で破れ伊調は黒星発進

 レスリングの全日本選手権3日目(22日、東京・駒沢体育館)女子57キロ級1次リーグ初戦で、五輪4連覇の伊調馨(34=ALSOK)とリオデジャネイロ五輪63キロ級金メダリストの川井梨紗子(24=ジャパンビバレッジ)の女王対決が実現。伊調がポイント1―2で敗北を喫し黒星発進となった。

 今年1月に発覚した当時の強化本部長・栄和人氏(58)のパワーハラスメント問題が大騒動に発展した伊調だが、10月の全日本女子オープンで復帰。五輪5連覇へ向け3年ぶりの全日本選手権出場だ。

 同級は出場選手7人を2組に分けて1次リーグを行い、各組上位2人が決勝トーナメントに進出する。そのため再び決勝戦(23日)で両者の対戦が実現する可能性も残されている。

 この状況でのリーグ戦初戦とあって、互いに慎重な試合運びが続いた。伊調は第1ピリオド、第2ピリオドと2度にわたって消極的姿勢の選手に与えられる30秒のアクティビティタイムでポイントを奪えず、先に川井に2ポイントを許した。第2ピリオド後半には逆に川井がアクティビティタイムでポイントを奪えず、伊調に1ポイントが入る。1ポイントリードされた伊調は終盤に試みたタックルを決められず、そのまま1―2で敗れた。伊調の対日本人選手の敗北は2001年12月全日本選手権の吉田沙保里戦以来、17年ぶりとなった。

 とはいえ互いに最後までけん制が続いた格好で、黒星発進となった伊調にも巻き返しのチャンスは十分にある。明日の決勝戦で再び“女王対決”が実現するのか、注目だ。