五輪レスリング存続へ 有名人集め動画でアピール

2013年02月28日 16時00分

 2020年五輪からの除外候補とされたレスリング競技を存続させるため、日本中のセレブを動員だ。日本レスリング協会は25日からウェブ上の署名サイト「Change・org」内に、存続活動のページを開き、10万人の署名を集める。同サイトには動画もアップできることから「選手や有名人の方に協力していただき、動画で分かりやすくアピールしていきたい」(協会関係者)と、閲覧を通じてもアピールする。


 五輪3連覇の女王・吉田沙保里(30=ALSOK)をはじめ歴代の五輪メダリスト、人気選手はもちろんレスリングを応援してくれる著名人、選手と親交のある有名芸能人にも協力を依頼し、幅広い支持を集める予定だ。すでに世界各国で署名活動が始まっており、日本からも多くの熱意を国際オリンピック委員会(IОC)に伝える。


 24日には、イランで行われたレスリング男子フリースタイルの国別対抗団体戦ワールドカップを終えた日本チームが帰国。日本、米国、イラン、ロシアなど出場国代表が集まり決起集会を開催する一方、試合終了後に選手らが観客と一体となり、レスリング存続をアピールする写真を撮った。


 田南部力監督(37)は「残された時間がない。みんな必死にやらないと…。人の心を動かさないといけないので、とにかく行動することが大事だと思う」と決意も新た。まずは、20年五輪でまだ実施が決まっていない1競技の枠に対する候補を、8競技から絞り込む5月のIОC理事会。あの手この手で存続への勢いを止めず、訴えを続ける。