世界柔道V2狙うウルフの秘策は“人間力アップ”

2018年06月19日 16時30分

乱取りで汗を流したウルフ(左)

 柔道世界選手権(9月、アゼルバイジャン・バクー)の男子100キロ級で2連覇を狙うウルフ・アロン(22=了徳寺学園職)がイメージアップ作戦を掲げた。

 9日の全日本実業団体対抗大会で8か月ぶりに復帰。18日には都内で行われた国際合宿で汗を流した。手術を受けた左ヒザは「怖いところがある」と不安を払拭し切れていないが、状態を「70%」と見積もり、回復に自信を示した。

 そんなウルフが昨年の世界選手権後、取り組んでいるのが“イメチェン”だという。世界王者として「柔道の実力も人間性も一流の人間になれるようにしたい」と崇高な目標を立てている。

 これまで何げなくやってしまっていた“愚行”も見直した。「路上でやめたことは飲んだ時の立ちション。軽犯罪法違反なので」とニヤリ。「川は大丈夫らしいです」となぜか付け加えたが、とにかくチャンピオンらしい振る舞いを心がけているという。

「最近、行動を気をつける意味で(法律などを)調べている。どういうことをしたらマズいのかなって。テレビとか見ると怖くなって…」

 有名人になればなるほど、一挙一動が注目される時代だ。くしくもスポーツ界では、悪質タックル問題の日大アメリカンフットボール部の内田正人前監督(62)や、伊調馨(34=ALSOK)らへのパワハラ行為が認定された至学館大レスリング部の栄和人前監督(58)ら負の話題が先行。柔道のみならずスポーツにかかわるすべての者が、己を律する時期に来ているとも言える。

 品格を追求しつつ、畳の上では再び「世界一」を証明する。「2回勝って実力と思っている」。ウルフはきっぱりと言い切った。