女子テニスの世界ランキング22位・大坂なおみ(20=日清食品)が新コーチとの“蜜月関係ぶり”をアピールした。

 16日、横浜市の「カップヌードルミュージアム横浜」で会見した。3月のBNPパリバ・オープンでツアー初優勝を飾った大坂は、今季から指導を仰ぐサーシャ・バイン氏(33)とのタッグで躍進した。その具体的な変化について、バイン氏の前向きな性格を挙げ「私もポジティブになった」と精神面への影響を明かした。この日も通訳が大坂の英語を訳している間、互いに見つめ合って冗談を交わすなど2人は終始、明るい雰囲気だった。

 また大坂によれば、バイン氏には“もう一つの顔”があるという。師の直してほしいところを問われると、指さしたのは赤い色。「彼が怒った時の色」だとか。「『自分は正義の味方だ』と言って、何かちょっとあるとすぐ怒るというか憤慨してしまうところがある」。その程度は不明も、やや短気な一面は大坂も気にしているようだ。

 ともあれ「なかなか自分を出せないけど、彼に対しては自分を出せる」と大坂は新コーチの手腕にぞっこん。4大大会制覇についてバイン氏が「最終的にはタイトルを取りたい」と言うと、大坂も「同じ」と、この時だけは日本語で即答した。

 まずは国別対抗戦フェドカップの英国戦(21~22日、兵庫・ブルボンビーンズドーム)で日本の大黒柱の雄姿を見せる。