【テニス】苦戦続く錦織に「チャン・コーチと決別せよ」の声

2018年03月27日 16時30分

蜜月関係を続けてきた錦織(左)とチャン・コーチ

 テニス男子の世界ランキング33位・錦織圭(28=日清食品)に“コーチ交代”を促す声が高まり始めた。マイアミ・オープンシングルス3回戦(25日=日本時間26日)では同6位フアンマルティン・デルポトロ(29=アルゼンチン)に完敗。爆弾を抱える右手首に負担をかけないプレーを模索中とはいえ、接戦には程遠い内容だった。

 難局突破の処方箋はあるのか。「コーチの影響力は大きいんですよね。大きい声じゃ言えないけど、錦織も隙あらばネットに出ていくようなコーチを探してロジャー・フェデラー(36=スイス)みたいにプレースタイルをチェンジしないと」。心配そうな表情で話したのは錦織を知るテニス関係者だ。

 女子世界22位の大坂なおみ(20=日清食品)が格好の見本だという。昨年末に元世界1位セリーナ・ウィリアムズ(36=米国)のヒッティングパートナーだったサーシャ・バイン氏(33)とコーチ契約を交わし、早くもツアー初Vを遂げた。「大坂は東京五輪の金メダル候補になった」(同関係者)。躍進の原動力は新コーチの手腕によるところが大きい。

 錦織とマイケル・チャン・コーチ(46)の信頼関係は強いが、チャン氏はストロークに重きを置くタイプ。負傷を機に、錦織が短期決着への転換を図るならば、方向性にずれが生じる。

 欠場中にアジアナンバーワンの座も韓国の同23位鄭現(21)に譲り渡した。次戦モンテカルロ・マスターズ(4月15日開幕、モナコ)からはクレー(赤土)コートの戦いがスタートするが、例年ラリー戦が長く続く傾向にあり、錦織にとっては一層タフな試合になる。ステップアップのために環境の変化を考えてもいい時期だが…。

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