【テニス】大坂なおみがセリーナ・ウィリアムズに圧勝 4大大会23回Vの女王も脱帽

2018年03月22日 16時30分

セリーナ(左)を破り快進撃を続ける大坂(AP)

【フロリダ州マイアミ21日(日本時間22日)発】テニスのマイアミ・オープン女子シングルス1回戦で大坂なおみ(20=日清食品)が元世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムズ(36=米国)を6―3、6―2のストレートで下し、2回戦に進出した。大坂は先週のBNPパリバ・オープンでツアー初優勝を挙げ、自己最高の世界ランク22位に浮上したばかり。新星の勢いは止まりそうにない。

 歴代2位のグランドスラム23勝、五輪でもシングルス2つ、ダブルス2つの金メダル――。テニス界のレジェンドであり、憧れの存在でもあったセリーナから大坂が初対戦で大金星を挙げた。

 互いにキープを重ねゲームカウント3―3で迎えた第1セット第7ゲームで大坂がブレークに成功。ややミスが目立つセリーナを尻目にパワフルかつ正確なストロークでポイントを重ね、第9ゲームもブレークし、4ゲームを連取で第1セットを奪った。

 第2セットに入ると大坂がさらに加速する。第4ゲームでは強烈なストロークでセリーナのサービスをブレーク。5―2で迎えた第8ゲームではトリプルのマッチポイントを握り、完全に女王を追い込んだ。

 最初のマッチポイントではやや力が入ったのか大坂がリターンをミス。2本目もサーブで崩されたが、最後はセリーナのフォアハンドが大きくオーバーし、勝負が決まった。

 セリーナは昨年9月に女児を出産し、これがツアー復帰2戦目。この日はチャンスボールをミスするなど、まだ100%の状態ではないだろう。最後のポイントも相手のミスだっただけに大坂は派手なガッツポーズを見せることなく、ラケットを上げて歓声に応える程度だったが、同じパワーテニスを武器とする大先輩を圧倒する大きな勝利。試合後は「対戦できるだけでも夢のようで感謝している。勝つことができたのはさらに素晴らしいこと」と喜びを表現した。

 もちろん、流れが変わりそうな場面もあった。1―1で迎えた第2セット第3ゲームはセリーナが終始リードする展開。それでも15―30からサービスエース、ブレークポイントを握られた30―40からはサービスポイントで追いついた。

 3度のデュースを繰り返す接戦も、外に逃げるスライスサーブでエースを2本奪い、アドバンテージを握り続けた。先にブレークを許していれば、まだ試合はどうなっていたか分からない場面だった。

 先週のBNPパリバ・オープンでは1回戦で元世界ランク1位のマリア・シャラポワ(30=ロシア)、準々決勝でも元世界1位のカロリナ・プリスコバ(26=チェコ)、準決勝では現在の世界ランク1位シモナ・ハレプ(26=ルーマニア)を破って優勝。およそ2週間で4人の新旧女王を破る驚異の快進撃を続けている。

 2回戦は世界ランク4位で第4シードの美人プレーヤー、エリナ・スビトリナ(23=ウクライナ)との対戦。過去の対戦成績は2勝2敗の五分だが、直近の2月の対戦ではストレートで敗れている。

 絶好調の大坂が強烈なサーブを武器に再び、格上を打ち破るのか、次も目が離せない試合となりそうだ。

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