【テキサス州ダラス2日(日本時間3日)発】昨夏に右手首を負傷し先月復帰した男子テニスの錦織圭(28=日清食品)がツアー下部大会ダラス・チャレンジャーのシングルス準決勝で、世界ランク234位の荘吉生(28=台湾)を6―4、6―4のストレートで下し、復帰2戦目で決勝進出を決めた。

 準々決勝でドミニク・ケプファー(23=ドイツ)をストレートで下し、4強入りした錦織。第1セット、最初のサービスゲームの第2ゲームで相手にブレークを許したが、すぐにブレークバックに成功。その後、徐々にストロークが安定し、このセットを先取した。第2セットは互いにキープし合う展開に。第7ゲームに錦織がブレーク成功。その後もサービスゲームをキープし、勝利を決めた。

 試合後、錦織は「日に日にプレーは良くなっている。サーブだったり、フォアだったり、いいショットも出始めている。(決勝は)今日以上のプレーができないと勝てない相手。頑張りたい」と気合。復帰後初優勝まであと1つだ。