【カリフォルニア州インディアンウェルズ14日(日本時間15日)発】テニスのBNPパリバ・オープンは男子シングルス3回戦、世界ランキング5位で第4シードの錦織圭(27=日清食品)は世界28位で第25シードのジレ・ミュラー(33=ルクセンブルク)に6―2、6―2で快勝し、3年連続で16強となる4回戦に進出した。

 第1セットの第1ゲームこそミュラーの強烈なサーブに苦しんだもののこの日はファーストサーブが好調で第2ゲームをキープすると、第3、5ゲームでブレークに成功。このセットを先取した。第2セットも第1ゲームをブレークするなど主導権を握る。その勢いのまま、過去3戦3勝のミュラーに1度のブレークも許さずにストレートで勝利した。

 わずか1時間11分。ほぼ完璧な試合運びで圧勝した錦織は「ゲームの内容はすごく良かった。先にブレークできて、余裕がある中でプレーできた。サーブもリターンも良かったし、組み立てもできた。全部が良かった。この調子を維持したい」と試合を振り返った。

 次戦の相手は世界60位のドナルド・ヤング(27=米国)。通算成績は4勝1敗ながら4連勝中と苦手意識はない。悲願のマスターズ大会制覇に向け、まずは2年連続の8強入りを狙う。