【スポーツ情報局】

 テニス担当記者:念には念を、の時代になりましたね。日本テニス協会は、4月1日から新規にプロフェッショナル登録申請を行う選手に、法令順守やスポーツ高潔性の理解を徹底させるため、インターネットを使用した学習形態のeラーニングによる事前研修の履修を必須にします。

 デスク:世界ランキング5位の錦織圭(27=日清食品)みたいな存在になる可能性もあるわけだし、プロ選手として、ふさわしい教育は必要だけど、ずいぶん難しそうなプログラムだな。

 記者:協会関係者によると「スポーツ選手による違法賭博問題を受けた措置の一環」だそうです。昨年4月に発覚したバドミントンの桃田賢斗(22=NTT東日本)たちの違法賭博問題で、どの競技団体も青ざめましたからね。ドーピング問題なども含め、基礎学習してもらうようです。

 デスク:あれは衝撃的だったよな。12日の日本バドミントン協会理事会で桃田の無期限試合出場停止処分の解除が検討されるんだよな。

 記者:はい。早ければ4月にも処分解除になりそうです。

 デスク:競技団体は選手に常識から教えざるを得なくなったわけか。あの事件がスポーツ界に大きな影響を及ぼしたことは間違いないな。