【ブリスベン国際】錦織圭「全豪前哨戦」フルセットの末にV逃す

2017年01月08日 20時32分

【オーストラリア・ブリスベン8日発】テニスのブリスベン国際男子シングルス決勝が8日、当地で行われ、世界ランキング5位の第3シード、錦織圭(27=日清食品)は同17位で第7シードのグリゴル・ディミトロフ(25=ブルガリア)に2―6、6―2、3―6で敗れ、準優勝に終わった。ツアー通算12勝目はお預けとなり、16日開幕の全豪オープン(メルボルン)に向けて最高のスタートとはならなかった。

 ディミトロフとは過去3戦全勝。直近では、昨年7月29日のロジャーズ・カップ(カナダ・モントリオール)準々決勝で対戦しており、錦織がフルセットの末に勝っている。この日もディミトロフのサーブの第1セット第1ゲームからプレッシャーをかけ、2度のブレークポイントを握るなど押し気味に試合を運んだ。

 だが、第6ゲームでブレークを許して先手を取られると、その後もディミトロフの強烈なバックハンドと球際の粘りに苦戦。第8ゲームもスライスサーブを拾われ、ストローク戦でもミスからブレークを許してセットを落とした。

 第2セットもサーブからの攻撃が好調なディミトロフに対し、錦織はストローク戦で押し込まれる展開。だが、第4ゲームで難しい体勢からネットでのフォアボレーを決めてキープすると流れを引き戻し、続く第5ゲームでブレークに成功。第6ゲームをラブゲームでキープすると、第7ゲームでもブレーク。第8ゲームもラブゲームでキープし、5ゲーム連取でセットを奪い返した。

 だが、ここで錦織にアクシデントが発生。第3セットに入る前にメディカルタイムアウトを要求し、試合中に痛めたと思われる脇腹の治療を行った。

 コートに戻った錦織だが、第1ゲームはディミトロフのサーブに対抗できずにラブゲームで落とし、自身のサーブの第2ゲームも力強さを欠いた。それでもブレークポイントを握られながら、勝負どころでのサービスエースでキープに成功。その後は錦織もケガを感じさせない動きで一進一退の攻防となった。

 試合が動いたのは第8ゲーム。サーブの錦織が30―0としながらも、4ポイントを連取されて痛恨のブレーク。第9ゲームもラブゲームで失い、1時間48分の激闘も報われなかった。

 それでも今大会は初めて決勝に進み、全豪の前哨戦としては上々の内容。初のグランドスラム制覇への見通しは決して暗くはない。

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