錦織に「夢のラケット」構想浮上 250キロサーブ実現なるか

2016年11月26日 11時00分

保育園児を指導した錦織

 男子テニスの世界ランキング5位・錦織圭(26=日清食品)に“夢のラケット”構想が浮上している。

 

 錦織は24日、来季使用する新ラケットの発表会に出席。ウイルソンの「BURN95 CV」は最新鋭の機能が凝縮されたものになった。担当の道場滋氏(43)によれば今回のラケットは「疲れないラケット」。オフロード用の自転車などに使われる「カウンターヴェイル」と呼ばれる素材を取り入れ衝撃を軽減し、従来品より上腕の筋肉にかかる負担を14・5%減らすことに成功した。錦織も「ラケットは衝撃がかかるもの。それが激減された」と満面の笑みだ。

 

 実はこれ、2年前に錦織から相談を受けた道場氏が1年前、本紙に完成を予告していたもの。試合が長引けばスタミナ勝負になり、錦織には分が悪い。そんな不利をカバーすることが狙いだった。

 

 さらには次に開発を目指す驚きのラケットがある。

 

「錦織選手といろいろ話しているんですけど『250キロが出るラケットが欲しい』と言っているんです。夢のようなラケットですけど、一つひとつ現実にしていくのが我々の役目ですから」(道場氏)

 

 250キロとはさすがに難しそうだが、サーブのスピードは言わずと知れた錦織の弱点。世界ランク上位では210~220キロを記録する選手が多い中で、最速でも200キロと大きく水をあけられている。200キロサーブも本人の努力とウイルソンが開発した既存のラケットで実現した経緯があるが、さらに改良しようというわけだ。

 

 来季へ向け「今年以上に活躍したい。もっと大きな大会で勝っていかないといけない」と初のマスターズ制覇、グランドスラム優勝を見据えた錦織も、“夢のラケット”の開発を固唾をのんで見守ることになる。

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