男子テニスの世界ランキング5位・錦織圭(26=日清食品)が24日、都内で行われたタグ・ホイヤーのイベントにマイケル・チャン・コーチ(44)とともに登場した。2人は今シーズンを振り返るとともに時計、ファッション、オフの過ごし方などについてトークを展開した。

 ATPツアー・ファイナルで4強に進出するなど自己最多の58勝を挙げた錦織は「アップダウンはありましたけど、試合数もすごく多くこなせましたし、大きな大会でも全米オープンでベスト4に入れたり、毎年よくなっている。充実した1年でした」と総括した。チャン氏は「年初からファイナルまで一貫してとても安定していた。フィジカルも強くなったし、ケガも少なかった。コーチとしても誇りに思う」と目を細め、成長が見えた試合としてリオデジャネイロ五輪での銅メダル決定戦を挙げた。

 今後は約2週間のオフを取り、練習を再開させる方針。昨夜は島根の実家で過ごし、温泉にも入ったという錦織は日本滞在中の楽しみについて「B級的なものも好きなので、麺類とかオムライスとかいろんなものを食べたい。テニスから離れて友達に会って、また充電して来季に臨みたい」と笑顔で話した。

 また、イベントにはサッカー日本代表の香川真司(28)がビデオメッセージを寄せ「この1年も素晴らしい活躍をテレビを通じて見させていただきました。すごく大きな刺激をいただいています。錦織選手はサッカーが大好きで上手とお聞きしています。いつか一緒にサッカーできたらいいなと思っています」と錦織にエールを送った。