テニス 東京五輪で「ATPポイント」復活か

2016年10月06日 16時30分

 テニス界で2020年東京五輪における改革が水面下で進行している。最大の焦点は世界ランキングに反映されるATPポイントの復活。選手のモチベーションにつながるだけでなく、体調管理面においても重要な意味を持つだけに、成り行きが注目されている。

 

 ロンドン五輪や北京五輪は出場選手にポイントが与えられ、金メダリストは750~800ポイントを獲得した。このシステムはリオ五輪では廃止され、波紋を呼んだ。銅メダルに輝いた錦織圭(26=日清食品)も「ポイントもなかったり(最初は)何を自分は目指して戦えばいいんだろうと感じた」と悩んだことを打ち明けている。

 

 来日中の国際テニス連盟(ITF)のデービッド・ハガティ会長は東京五輪でのポイント付与について「協議は始まっている」と明確な方向性は示さなかった。しかし、日本テニス協会の内山勝専務理事(72)によれば「(ITFの)幹部の間でも『戻したほうがいいよね』という話が出ている」という。リオ五輪では治安やジカ熱の問題もあり、トップ選手の半数近くが参加を見送る事態を招いた。ポイント制の復活で東京五輪でのメダル獲得争いは激化する可能性があるが、内山氏は「テニス界の発展のためにもみんなが参加して、取った時のメダルの重さとか大きくなったほうがいい」と歓迎の姿勢を見せている。

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