【全米オープン】GAORA解説者・佐藤武文氏「錦織の恐ろしさを感じた」

2016年09月09日 06時00分

課題だった第1サーブが好調だった錦織(ロイター=USA TODAY Sports)

【ニューヨーク発】テニスの全米オープン男子シングルス準々決勝(7日=日本時間8日)で世界ランキング7位の錦織圭(26=日清食品)は同2位のアンディ・マリー(29=英国)を下し、2年ぶりの4強進出を果たした。

 GAORAテニス中継解説者の佐藤武文氏(45)は「彼の恐ろしさを感じた」と奇跡の勝利とも言える錦織の逆転劇にうなった。

 課題だった第1サーブの確率が60%と好調だったことに加え「ネットプレーがポイントになった。ストロークで追い込んで、ネットに出て、ミスを誘っていた。積極的に前に出て、マリーにプレッシャーをかけていった。相手に考える余裕を与えなかった」と勝因を分析した。錦織はボレーやスマッシュが冴え、多彩な攻撃を展開。普段よりドロップショットも多用した。これらの徹底した戦略がマリーの鉄壁の防御に、風穴を開けたという。序盤はマリーペースだったが「雨で中断になったあたりから変わった」と指摘した。

 突然の爆音に微動だにしなかった精神力も「全米オープンはがちゃがちゃしていることが当たり前。何が起きてもおかしくない。錦織選手はなんとも気にしていなかった」と称賛。「この舞台でマリーに勝つのはラッキーなものだけじゃない。実力で倒した。弾みがつくし、自信になる。(ノバク)ジョコビッチも『エッ!?』って思っている」と佐藤氏は次戦以降の活躍に期待を込めた。

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