【ブラジル・リオデジャネイロ14日(日本時間15日)発】テニスの男子シングルス3位決定戦で、世界ランキング7位の錦織圭(26=日清食品)が同5位ラファエル・ナダル(30=スペイン)を6―2、6―7(1―7)、6―3で破り、悲願の銅メダルを獲得した。

 ――日本勢96年ぶりのメダル獲得

 錦織:素直にうれしいですね。5―2から逆転されて何回も気持ちが折れそうになった。日本の声援だったり、チームの声援が力になった。

 ――3セット目はどう気持ちを切り替えた

 錦織:あれ(2セット目の後半のプレー)を続けられたら、まずいかなと頭にありましたけど、彼のミスもあって、先にブレークを取れて攻めることができた。特にサーブがよかったので、信じてプレーしましたね。

 ――3度目の五輪はどんな舞台だったか

 錦織:結果もですけど、レベルアップしているとは感じます。自信がついているのは4年前とは全く違う。4年後(東京五輪)どうなっているかはわからないけど、もっと強くなって臨みたい。

 ――ツアーにも自信

 錦織:何かしらは得ていると思いますね。体も疲れているなかで、集中してプレーできた。銅メダルもそうですし、ラファに勝てたのも大きな収穫になった。来週(ウエスタン&サザン・オープン)は様子を見てからですね。