“錦織芸人”に悲劇の連鎖 応援ツアーで「エコノミークラス症候群」に

2015年07月10日 06時00分

右足の痛みに顔をしかめるしまぞうZ

“錦織芸人”を襲った三重苦の悲劇! 男子テニスの世界ランキング5位・錦織圭(25=日清食品)の“ものまね芸人”として人気上昇中のお笑いコンビ「キャベツ確認中」のしまぞうZ(36)が、あまりに悲惨すぎた激安個人応援ツアーの詳細を本紙に明かした。しまぞうZは、ウィンブルドン選手権観戦のため渡英したものの、錦織は2回戦直前に棄権、念願の対面を果たせなかった。加えて、帰りの便では荷物が紛失、おまけにロングフライトで「エコノミークラス症候群」まで患っていた。

 4日発行の本紙で伝えたように、「ニセコリ」の異名を持つしまぞうZはウィンブルドンで錦織の試合を観戦するため自費で渡英。格安航空券を使った片道18時間のロングフライトでも、飛行機代と滞在費合わせて約15万円かかったという。

 さらに2回戦の当日券を求めてテントを張り並んだ。実に25時間もかかってなんとかゲットしたが、錦織は左足ふくらはぎの故障のため、2回戦が始まる直前に棄権することを決めた。わざわざ渡英しながら、試合直前にお目当ての選手が棄権するという悲惨な結果を味わったしまぞうZだが、実はこれはまだ序の口で、悲劇は次々に襲い掛かった。

 帰国後に本紙の取材に応じたしまぞうZは「当初は3回戦も見るつもりでしたが、錦織選手が出ないので2日ほどロンドン観光して4日、ヒースロー空港から帰国の途についたんです」と振り返る。

 帰りは行きと逆の経路で、カタール・ドーハを経由して東京・羽田空港に向かう行程だったが、ここでもトラブルに見舞われた。羽田に到着すると預けていた2つの荷物のうち、1つが出てこなかったというのだ。

「すぐに係の人に聞いて調べてもらったら『ドーハに置き去りになったようです』と言われて…」

 ちなみに置き去りになった荷物の中身はテントだったが、羽田の係官からは、さらに衝撃的な事実が告げられた。

「中に入ってるテントが破れているって…。運んでる途中に破れたのかな? まあ荷物は戻ってくるみたいですが…」

 悲劇はまだまだ続く。「行きの飛行機に乗ってからずっと痛かった」足を診てもらうため8日に病院に行ったところ、診断は「右下肢深部静脈血栓症」。いわゆるエコノミークラス症候群だ。

「朝から近所の病院を3軒回ったが『ウチではムリだから、大きい病院に行ってくれ』と…。それで大きな病院に行ったらエコーとか超音波、血液検査といろいろやりました。幸い症状は軽いので、3週間ほど薬を飲めば治るらしい。ただ、それまでお酒はダメ。納豆や青汁もやめるように言われました」

 格安航空券での1人応援ツアーだけに、機内ではエコノミークラスの狭い席に座り通しだった。

「行きも帰りも3人がけの真ん中の席。窓際に先輩が座り、通路側はいつも外国人の男性。トイレに行こうにも英語ができないから、話しかけられない。機内ではほとんど立てなかった」

 錦織も左足を痛めて棄権したが、しまぞうZが痛めたのは右足。「足を痛めるとこまでモノマネしたわけじゃないんですけどね(笑い)。長時間飛行機に乗る人は、機内で2時間おきに運動することをお勧めします!」

 錦織の試合を生で見るために渡英したが、ようやく入場券を入手した試合の開始直前に錦織が棄権。そのうえ帰りの飛行機で荷物が置き去りになり、帰ってきたら“エコノミークラス症候群”とは、まさに三重苦。“踏んだり蹴ったり”だが、それでも錦織に会うことをあきらめていない。

 次は8月31日から米ニューヨークで行われる「全米オープン」に行く計画を立てている。「でも仕事の都合もあるので…。“0泊3日の弾丸ツアー”になるかも…」

 ここまで頑張っているのだから、いずれ本物との対面の夢がかない、いつか公認してもらえるに違いない?