左ふくらはぎ負傷の錦織 ウィンブルドンは大丈夫?

2015年06月22日 16時00分

 ウィンブルドンは大丈夫なのか。男子テニスの世界ランキング5位・錦織圭(25=日清食品)の左ふくらはぎ負傷について、GAORAテニス中継解説者の佐藤武文氏(44)が「原因と影響」を語った。

 

 錦織はドイツ・ハレで行われたゲリー・ウェバー・オープン準決勝を第1セット途中で棄権。左ふくらはぎは準々決勝の同51位イエジ・ヤノビチ(24=ポーランド)戦で痛めたことを明かし、次戦のウィンブルドン選手権(29日開幕、英国)に向け「大事を取るため」と表情をゆがめた。

 

 今季初の芝で、錦織は順当に勝ち進んでいた。いったい、何があったのか。佐藤氏は「ドローを見た時、『走らされるな』と思った」と話し、組み合わせが影響したとの見解を示した。ヤノビチだけでなく、2回戦で対戦した同114位ダスティン・ブラウン(30=ドイツ)もドロップショットを多用した。錦織は前後に動かされ、下肢に疲労が蓄積したという。

 

「ドロップショットを仕掛けられると、不意にパッと動かなきゃいけない。そういう場面があまりにも多かった」と佐藤氏は指摘した。

 

 ケガの程度や痛みについて錦織は多くを語っていない。しかし、今後、縦への動きが制限される可能性があるという。

 

「ふくらはぎを痛めることはとっさの動きに対して影響が出てくる。普通にストロークを打っている時はある程度予測できるので自然と体が動く。ただ、前にドロップショットで落とされた時、瞬間的に力が必要。その時、ふくらはぎの部位を使うんですよね」

 

 ウィンブルドンでも同タイプの相手には警戒が必要になってくる。「1回戦、2回戦の対戦相手が(錦織の状態を)分かっていたら、ドロップショットを多めにやってくるかもしれない。一番当たるのがイヤなのはブラウンですね」。果たして錦織はどこまで回復するのか。