錦織ウィンブルドンへ芝への対応OK

2015年06月17日 16時00分

【ドイツ・ハレ16日発】芝もいける! 男子テニスのゲリー・ウェバー・オープンシングルス1回戦で世界ランキング5位の錦織圭(25=日清食品)は同29位の新鋭ドミニク・ティエム(21=オーストリア)に苦戦しつつも、7―6、7―5のストレートで下した。

 

 クレー(赤土)コートシーズンを全仏オープンベスト8で締めくくった錦織にとって、今季芝のシングルス初戦。ティエムは若手の注目株でATPツアー初対決だった。序盤は第1サーブが入らず、一進一退の攻防となったが、要所は譲らず順当に勝利。「芝のシーズン最初としてはいい試合だった。最高(のプレー)ではなかったが、しっかりタフな試合に勝てたので次につながる」と安堵の表情をのぞかせた。

 

 ハードコート、クレーコートに比べて錦織は芝の実績に乏しい。ウィンブルドン選手権(29日開幕、英国)も、4大大会では最も優勝の可能性が低いとされる。しかし、日本テニス協会関係者は悲観していない。「錦織はサーフェス(コートの表面)に左右されない。どんなサーフェスにもちゃんと適応してくる」と太鼓判を押した。特に3月の国別対抗戦「デビスカップ」ではサーフェス、ボールまで完全アウェー仕様のなか、大将のミロシュ・ラオニッチ(24=カナダ)を撃破。こうした経験が芝にも生きてくるという。

 

 この日の試合のようにサーブからリズムを失うことは避けたいが、どんなサーフェスでも一定の力を出せるのはトップ選手の証しだ。2回戦の相手は同114位ダスティン・ブラウン(30=ドイツ)。錦織は「ここでより多くの試合をこなすことが、ウィンブルドンに向けた芝の経験になる」と前を見つめた。