ジョコビッチはやはり強制送還か 異議申し立ても法律専門家は「控訴が成功する可能性は低い」

2022年01月15日 10時04分

苦境に立ったジョコビッチ(ロイター)
苦境に立ったジョコビッチ(ロイター)

 男子テニスの世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ(34=セルビア)が4大大会の全豪オープン(17日開幕、メルボルン)を前にした14日にオーストリア政府から再び査証(ビザ)取り消された問題で、同選手側は強制送還を回避するため裁判所に異議を申し立て、2度目の法廷闘争に入った。

 オーストラリアのアレックス・ホーク移民相は14日に「公益、健康と秩序を理由にジョコビッチ氏の持つビザを取り消す権限を行使した」との声明を発表した。これによりジョコビッチはビザを取り消され、再び亡命希望者らが滞在する〝いわくつき〟の拘留施設に戻されることになった。さらに、同選手は今後3年間は同国のビザを取得できなくなる。

 そんな中、英「BBC」など各メディアによると、ジョコビッチの担当弁護士ニコラス・ウッド氏が「決定は明らかに不合理」と裁判所に提訴。全豪オープン出場に向けて徹底抗戦の構えで16日にも審理されることになったという。また英紙「ガーディアン」は「オーストラリアの公法専門家である(ニューサウスウェールズ大学の)ジャニーナ・ブヒー准教授の意見は失敗を意味する」とし、同准教授が「大臣が手続き上のミスを犯さない限り、ジョコビッチ氏の控訴が成功する可能性は低いです」とのコメントを伝えている。

 ジョコビッチは17日に全豪オープン1回戦でミオミル・ケツマノビッチ(セルビア)と対戦する予定だが、このまま強制送還となってしまうのだろうか。

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