4連覇に黄信号!? 男子テニスの世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ(34=セルビア)が、来年1月開幕の4大大会「全豪オープン(OP)」に出場できるか不透明な状況だ。

 ジョコビッチは19年から3年連続で頂点に立っており、今年は年間グランドスラムこそ逃したが、全豪、全仏、全英の3大会を制覇。1年延期となった東京五輪にも出場した。ただ、王者はかねて新型コロナウイルスのワクチンに疑問を抱き「接種の有無を明かすことはできない。これはプライベートなことなので」と話している。

 そうした中、複数の現地メディアはビクトリア州のダニエル・アンドルーズ首相が、ワクチン未接種の海外アスリートが入国できる可能性は低く、入国のためのビザが発給されても隔離期間が必要だと述べたことを伝えている。

 また、オーストラリア公共放送「ABC」は20日、同国のアレックス・ホーク移民相が「入国の際、すべての人が2回のワクチン接種を済ませていなければいけないということ。これが私たちの健康上のアドバイスだ」と語ったことを報じ、ジョコビッチは完全にワクチン接種を受けない限り、全豪OP出場のために入国することはできないとした。

 これまでに「現状のままで(全豪OP開催地の)メルボルンに行くかは分からない」とコメントしているジョコビッチ。連続優勝が途絶えてしまうのか…。