【東京五輪】猛暑から審判、大会スタッフも救ったテニスの世界ツートップの激言

2021年07月30日 06時15分

快適な環境で錦織を下したジョコビッチ(ロイター)
快適な環境で錦織を下したジョコビッチ(ロイター)

【五輪取材班便り】多くの選手が「助かった!」と思っただろう。東京五輪のテニス競技は29日から試合開始時刻を午前11時から午後3時に変更。かねて〝猛暑問題〟が取りざたされ、男子世界ランキング2位のダニル・メドベージェフ(ROC)は「死んだら誰が責任を取るのか」と批判したが、日が落ちた後のコートは「快適」とは言えないまでも異常事態は解消された。

 時間変更は国際テニス連盟(ITF)が「選手の健康のために」との理由で決定したが、もともとはアスリートの抗議が発端だ。前述のメドベージェフが「信じられないほど暑い」と訴え、同1位のジョコビッチも賛同。世界ツートップが時間帯を動かした。

 救われたのは選手だけではない。審判、大会スタッフ、関係者らにとっても汗だくで仕事をしなくて済むのはありがたい。この日、錦織に勝ったジョコビッチは「非常に湿度が高い」としながらも「暑さを感じずに済むのは素晴らしい。(午後)5時以降のプレーは全く違う」と留飲を下げていた。

 ちなみにカメラマンや記者も猛暑を回避できたのはうれしいが、仕事が遅くなるという別の問題が…。とはいえ、メドベージェフやジョコビッチにはお礼を言いたい。

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