28日の東京五輪男子シングルス3回戦(東京・有明テニスの森)で、世界ランキング69位の錦織圭(31=日清食品)が同66位のイリヤ・イワシュカ(ベラルーシ)に7―6、6―0で勝ち、3大会連続の8強入りを果たした。

 第1セットはタイブレークの末に逆転で制すると、勢いに乗った第2セットは相手につけ入るスキを与えなかった。それでも「どっちが勝ってもおかしくなかった。1セット目を取られていたら負けていたかもしれない。紙一重の試合だったと思う」と振り返った。

 8強入りでメダルへとまた一歩近づいたが「まだまだこれからなので、この勝利を自信にして、明日の試合に臨みたい」。準々決勝では、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)とアレハンドロ・ダビドビチフォキナ(スペイン)の勝者と対戦する。

 この試合後、錦織はマクラクラン勉と組んだ男子ダブルスで、第1シードのクロアチアのペアとも対戦する。