日本テニス協会は2日、男子ツアーの楽天ジャパンオープン(10月4日開幕、東京・有明)を新型コロナウイルスの影響で中止すると発表した。昨年に続き、2年連続の中止となる。

 テニス協会は公式ホームページで「ATP及びITFとともに、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、大会開催に向けて無観客や入場制限を含む様々な方策を探ってきました。しかし、一定期間の待機を求める現在の日本の入国制度の下では、ATPツアーの開催承認は難しく、選手や関係者の多くが海外から来日する大会の性質上、中止せざるを得ないとの結論に至りました」と説明した。

 協会は「新型コロナウイルスの感染状況に注視しながら、年内に何らかのテニスイベントを開催することを模索しつつ、2022年に楽天ジャパン・オープンの開催に全力を尽くしていく考えです」と、代替イベントを計画しているという。

 また女子ツアーの花キューピット・ジャパン女子オープン(9月13日開幕、広島広域公園)も新型コロナウイルスの影響で中止すると発表。2年連続で開催が見送られた。