錦織のラケットは200キロサーブを生み出す「金属バット」

2014年11月22日 09時00分

ウイルソンの新作ラケットを手にした錦織

 男子テニスで世界ランキング5位の錦織圭(24=日清食品)と世界ランキング2位のロジャー・フェデラー(33=スイス)はともにウイルソンのラケットを使用している。しかし、特徴はそれぞれ異なる。ウイルソンラケットスポーツ商品部の谷泰仁氏によれば「金属バットと木製バットのような違い」があるという。

「金属バット」のほうは錦織のラケット。最大の特徴は打球の速さだ。錦織が来年1月の全豪オープンから使用する新型ラケット「BURN95」(一般発売は2月下旬)は従来よりボールをはじくスピードが最大15%増す。時速200キロを超えるサーブも可能だ。「飛距離、回転、スピードはフェデラーのラケットを上回っています」(谷氏)

 一方「木製バット」に例えられたのがフェデラーのラケットだ。ジョン・マッケンローやピート・サンプラスら大物が愛用したモデルがベースで、面部分に防弾チョッキで使われるケブラー繊維が編み込まれている。谷氏は「ラケット自体が柔らかい。ただ当たれば打球感は非常に気持ちいい。芯にとらえた時の打球は『BURN』以上」。

 錦織のラケットはグリップ部分がフェデラーより約1センチ長い。これは錦織が両手でグリップを持った時、拳の間を空けて打つことが増えたためだ。片手バックハンドが得意なフェデラーとは差別化されている。来季は剛の錦織VS柔のフェデラーの対戦としても注目だ。

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