女子テニスで元世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムズ(米国)が東京五輪不参加を表明。英「テレグラフ」は、「五輪が輝きを失う中、大物がまた1人撤退」と男子のラファエル・ナダル(スペイン)に続くビッグネームの決断を報じた。

 同紙は、テニス選手にとって五輪が4大大会よりも魅力が劣ると指摘。不参加を決めた理由について、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3歳の愛娘ら家族を帯同させられない可能性が大きいことを挙げた。

 また、東京五輪がウィンブルドン選手権の後だったことにも言及。英国など変異株が猛威を振るう地域からの参加者は、入国の際、厳しい措置が取られる方針。同紙は「ウィンブルドンで勝ち残れば、3日間の自己隔離が必要になる可能性が大きい」と特殊事情も遠因だと記している。

 同紙は、大会が近づくにつれ、欠場者が増えることも予想。ビッグネームの動向に注目が集まっている。