錦織ツアー・ファイナルへ上昇度も警戒度もNo1

2014年11月04日 16時00分

 男子テニスの最終戦ATPツアー・ファイナル(9~16日、ロンドン・O2アリーナ)出場を決めた錦織圭(24=日清食品)に、厳戒な包囲網が敷かれる。錦織は3日の最新世界ランキングで自己最高となる5位(コンピューターによる現行制度では日本人男子最高)に浮上した。ツアー・ファイナルにも世界5位として出場する。出場8選手の中ではもっとも成長著しいとあって、ライバルたちの視線もぐんと厳しくなりそうだ。

 

「相手は今までよりもさらに厳しく研究してくるでしょう。錦織はもう誰にでも勝てることを証明している。この間のジョコビッチがいい例だが、2度続けて負けないよう、相手は細かなところまで分析してきますよ」と日本テニス協会・植田実強化本部長(57)は説明する。

 

 世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(27=セルビア)は9月の全米オープンで錦織に敗れたが、先のマスターズ・パリ大会では、きっちり撃破。連勝は許さず王者の意地を見せつけた。それでも錦織自身は「勝てない相手はもういない」と断言するほど上昇ムードに乗っているだけに、ジョコビッチだけではなくロジャー・フェデラー(33=スイス)、アンディ・マリー(27=英国)ら強豪選手も警戒度ナンバーワンのマークをつけてくるのは間違いない。

 

 マークは厳しくなるだろうが、これもトップに入った証拠。「本当に頼もしい。日本人の可能性を証明してくれている。彼はやってくれるでしょう」(同本部長)。果たして錦織はさらなる高みへ到達できるのか。

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