【全仏OP】優勝のジョコビッチ “指導”してくれた観客の子供に感謝のラケット贈呈「試合中、励ましてくれた」

2021年06月14日 07時35分

ラケットを手渡すジョコビッチ(ロイター)

 なんとも心温まる交流だ。テニスの4大大会全仏オープン最終日(13日、パリ)、男子シングルス決勝で、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(34=セルビア)がステファノス・チチパス(22=ギリシャ)に6―7、2―6、6―3、6―2、6―4で逆転勝ちし、5年ぶり2度目の優勝を果たした。

 ジョコビッチは試合後、観客の少年にラケットをプレゼント。少年は大興奮の様子だった。記者会見で理由を問われた王者は、驚きの回答だ。「試合中、ずっと彼の声が聞こえていた。特に2セットを取られたあたり。とても励ましてくれた。しかも、僕に戦術も伝えていたんだ」。

 ジョコビッチによれば、少年は「サービスをキープしろ、最初のイージーボールを取れ、流れを掴め、チチパスのバックハンドを狙え!」と、世界ランク1位に〝指導〟。「それがとてもかわいくて、良くて。感謝の気持ちでラケットをあげたんだ」と笑顔で明かした。

 自分の大ファンとみられる少年の熱意を素直に受け取り、逆転劇につなげたジョコビッチ。4大大会タイトル数を男子歴代3位となる通算19勝に伸ばした王者の貫禄が現れていた。

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