「私は自殺しそうになった」元世界4位ドキッチが大坂なおみに理解とアドバイス

2021年06月02日 16時48分

1日も早く笑顔が戻ればいいが…

 女子テニスの元世界ランキング4位のエレナ・ドキッチ(38=オーストラリア)が、かつて自身も記者会見に苦しめられた経験を踏まえてうつ病を告白した大坂なおみ(23)について言及した。

 大坂は4大大会・全仏オープン1回戦を勝利した後、大会前にSNSで宣言していた通りに会見を拒否。罰金(1万5000ドル=約165万円)を科され、主催者側から大会からの追放や他の4大大会出場停止の可能性まで通告された。すぐさま自らのSNSで〝反論〟を投稿したが、その後に一転して棄権を表明し、うつ病を告白した。

 そんな中、コーチを務めていた父・ダミル氏の度重なる奇行で何度となく記者会見で質問を受けてきたドキッチは、オーストラリア紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」に「私はナオミを支持したい。私はうつ病や不安症と戦い、自殺しそうになったこともあった。ただ彼女の声明をよく読んでみると、自分にも責任がある、うまく伝えられなかった、タイミングが悪かったと言っているが、私もそう思う」と語った。

 その上で「彼女は自分がうつ病と闘っていることを公表したが、これはとても深刻なこと。代理人、家族、コーチ、フィットネスコーチなど、彼女の周りにいる全ての人が協力する必要がある」。さらに、今回の一件をきっかけに、負けた選手が最終的にメディア会見を行うタイミングなど、より柔軟に対応していくような議論をしていくべきだとした。

 しかし記者会見そのものは重要なこと。「4大大会がスポンサーやテレビ放映権料などを得られなければ、全ての人が影響を受ける。ご存知のように、賞金だけで何千万ドルなのだから。私は、かつて厳しい記者会見を経験したこともあるが、会見は選手が守らなければならない義務の1つ」と主張。やはりツアーに復帰するにあたって会見は避けて通れないわけだ。

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