【ニューヨーク9日(日本時間10日)発】テニスの全米オープン決勝から一夜明けたこの日、ニューヨークの地元各紙は準優勝の錦織圭(24=日清食品)の奮闘を報じた。ニューヨーク・タイムズ紙は敗戦後に錦織がベンチでこうべを垂れて座り込む写真を載せ、「長い道のりは終わった」と題し、「錦織の空中から打つフォアハンドは、爆発的ではなかった」とリポート。また、錦織の地元、島根県松江市で市民が応援する様子や東京で号外を配っている写真を使い、日本のフィーバーぶりを特集していた。

 一方、ニューヨーク・ポスト紙は観戦に来ていたヤンキースの田中将大投手をもじり「素晴らしかった錦織が三振」、デーリー・ニューズ紙は「彼のタンクは空っぽになっていた」、ニューズデー紙は「有利と思われた錦織だが、今年の大会は有利な方が勝てなかった」などと伝えた。