【全豪OP】圧巻Vの大坂なおみ 〝五輪霧中〟に差した明るい光

2021年02月21日 13時28分

優勝カップを置いてポーズをとった大坂なおみ(ロイター)

 世界のナオミが空気を変えた。テニスの4大大会「全豪オープン」(メルボルン)の女子シングルスで2年ぶり2度目の優勝を成し遂げた大坂なおみ(23=日清食品)に対し、五輪関係者からは喜びの声が上がっている。

 今年夏の東京五輪で金メダル取りに期待を寄せる日本テニス協会も祝福ムード。山西健一郎会長(69)は「昨年の全米に続き、コロナ禍のもとでの大会は調整が簡単ではなかったことと思いますが、本当に見事な戦いぶりでした。オフシーズンを含め、見えないところでの相当な努力が、実を結んだのだと思います。夏に東京五輪が控える今シーズンは始まったばかりですが、ますますのご活躍を、引き続き楽しみにしております」と賛辞を贈った。

 福井烈専務理事(63)も「世界中がコロナ禍で混沌とし、想定外の環境の中、見事な全豪優勝、本当におめでとうございます。その行動、発言が今やテニス選手というだけではなく、大きな影響力を持った大坂選手。今回の全豪優勝も世界に向けて様々なメッセージを発信し、活力を届けてくれたと思います。まだまだ困難な状況は続きますが、これからも世界に勇気を届けてくれることを期待しています」とコメントした。

 大坂が奮闘した全豪オープンの2週間は、ちょうど東京五輪・パラリンピック組織委員会の「会長問題」の真っただ中。大会組織委員会の森喜朗前会長(83)の女性蔑視発言から始まった一連の騒動は五輪にマイナスなイメージを与えていたが、今回の大坂の優勝で暗いムードから脱却できそうだ。

関連タグ: