女子テニスの世界ランキング3位、大坂なおみ(23=日清食品)が16日、全豪オープン(メルボルン)の準々決勝で世界71位の謝淑薇(35=台湾)を6―2、6―2のストレートで下し、優勝した2019年大会以来、2年ぶりのベスト4進出を果たした。

 センターコート第1試合に登場。第1セットから躍動した。最初のゲームは強力なサービスエースを繰り出して奪取。第4ゲームはデュースにもつれ込んだが、フォアの逆クロス、リターンエース、そしてバックのダウンザラインでブレークを奪った。第8ゲームもブレークし、このセットをすんなり制した。

 第2セットもペースを握った。第2ゲームでは試合前に練習したリターンエースが決まってブレーク。第7ゲームでは2本のエースを叩き込み、直後の第8ゲームをブレークして勝利をつかんだ。

 試合後のオンコートインタビューでは「とてもうれしい。今日のプレーに満足しています。落ち着いて戦うことができた」と笑顔を見せた。

 2年ぶり2度目の全豪制覇、通算4度目の4大大会制覇へあと2勝となった。