錦織圭25日開幕全仏OPへの課題は?

2014年05月13日 11時00分

 テニスのマドリード・オープン男子シングルス決勝が行われ、世界ランキング12位の錦織圭(24=日清食品)が同1位のラファエル・ナダル(27=スペイン)に6―2、4―6で迎えた第3セットを0―3でリードされたところで棄権し、準優勝に終わった。

 

 決勝で途中棄権という結果に終わった錦織だが、バルセロナ・オープンから始まった「クレーコート連勝記録」は、準決勝のダビド・フェレール(32=スペイン)戦の勝利で10まで伸びた。これまで苦手にしていたクレーで大きな実績を上げることができたのは、間違いなく今季から師事する1989年全仏王者のマイケル・チャン氏(42)の指導のおかげと言っていい。


 微妙なスイング改造、日本の体育会系的な厳しい練習は、錦織を「善戦マン」から「世界で勝てる選手」に引き上げた。1月の「全豪」でナダルからは「ケイはトップ10に入る可能性がある数少ない選手の一人」と称されていたが、その言葉は現実となった。


 苦手のクレー克服を果たしたことで「全仏」での躍進にも大きな期待が掛かるが、やはり不安は体調面。2週前のバルセロナ・オープンや「マスターズシリーズ大会」の今大会はいずれも3セットマッチだったが、グランドスラム大会の「全仏」は5セットマッチとなる。肉体への負担はこれまでとは比較にならないほど大きく、腰だけでなく足の故障経験がある錦織にとっては厳しい戦いとなる。


 それでも世界ランクが9位まで上がることで、大会のシードも上位になることはプラス材料。5歳でテニスを始めた錦織の「グランドスラム制覇」の夢がかなう日も近い。

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